原子力ムラの凄まじい執念
2050年のカーボンニュートラルに向けて、原子力を含めたあらゆる選択肢を追求していくことが重要」「 エネルギー安全保障 なしには脱炭素はなしえない」――。
あの教訓は、すっかり風化してしまったのだろうか。11年前の東京電力・ 福島第一原子力発電所 の大惨事など、どこ吹く風。“ 原子力ムラ ”の人々の執念は凄まじい。
経済産業省はお盆に休みに入る直前の8月9日、大臣の諮問機関「総合資源エネルギー調査会」の「電力・ガス事業分科会 原子力小委員会」を開き、次世代原子力発電技術の開発を謳う「カーボンニュートラルやエネルギー安全保障の実現に向けた革新炉開発の技術ロードマップ」をまとめ、「革新軽水炉(改良型軽水炉)」の商用運転を「2030年代」に始めると明記した。
原発の新設や建て替えを認めてこなかった歴代政権の判断を見直すよう迫ったのだ。
8/22(月)0:39配信「新潮社フォーサイト」から転記
【西村経産相大臣の原発再稼働等に関するツイッターに対し】
★原発事故後のヨウ素剤配布はモニタリングポストの結果を見てから配布するという。線量が上がってからヨウ素剤を飲んでも効果はない。線量の高い時期に誰がどう配布するのか、10年過ぎても未だに決まっていないお粗末。それでも再稼働するという岸田や西村の無能・無策はコロナ対策見れば明らか。
★何故こんなに経産省の蓄電池開発支援は遅れているのか?ここ30年以上経産省の施策はすべて無策か失政続き!これが今の日本が衰退してきた最大の要因!莫大な費用をかけたもんじゅや核燃料サイクルも、東西電力線の強化を怠って電力ひっ迫をもたらしのも経産省の無策が原因。経産省は日本を潰す気か!
以下は記録の為に転載(たんぽぽ舎のメルマガより)
全国の原発の運転年数
原 発 運転開始 運転年数 運転年数
(2022年8月現在) (2030年8月)
PWR(加圧水型)(2022年稼働可能16基)
高浜1号 1974.11 47年 55年
高浜2号 1975.11 46年 54年
高浜3号(MOX) 1985.01 37年 45年
高浜4号(MOX) 1985.06 37年 45年
美浜3号 1976.12 45年 53年
大飯1号 1979.03 43年 廃炉
大飯2号 1979.12 42年 廃炉
大飯3号 1991.12 30年 38年
大飯4号 1993.02 29年 37年
敦賀2号 1987.02 35年 43年
川内1号 1984.07 38年 46年
川内2号 1985.11 36年 44年
玄海3号(MOX) 1994.04 28年 36年
玄海4号 1997.07 25年 33年
伊方1号 1972.09 49年 廃炉
伊方2号 1982.03 40年 廃炉
伊方3号(MOX) 1986.11 35年 43年
泊1号 1989.06 33年 41年
泊2号 1991.04 31年 39年
泊3号 2009.12 12年 20年
BWR(沸とう水型)(2022年稼働可能17基)
島根2号 1989.02 33年 41年
東通1号(東北) 2005.12 16年 22年
女川1号 1984.06 38年 廃炉
女川2号 1995.07 27年 35年
女川3号 2002.01 20年 28年
東海第2 1978.11 43年 51年
柏崎刈羽1号 1985.09 36年 44年
柏崎刈羽2号 1990.09 31年 39年
柏崎刈羽3号 1993.08 29年 37年
柏崎刈羽4号 1994.08 28年 36年
柏崎刈羽5号 1990.04 22年 30年
柏崎刈羽6号 1996.11 25年 33年
柏崎刈羽7号 1997.07 25年 33年
志賀1号 1993.07 29年 37年
志賀2号 2006.03 16年 24年
浜岡1号 1976.03 46年 廃炉
浜岡2号 1978.11 43年 廃炉
浜岡3号 1987.08 35年 43年
浜岡4号 1993.09 28年 36年
浜岡5号 2005.01 17年 25年
建設中(3基)
島根3号(BWR)、大間(BWR,MOX)、東電東通(BWR)