検証ネットワークの記者会見開催
UNSCEAR2020/21レポート検証ネットワークの第4弾の記者会見を8月31日開催する。
詳細は以下ご覧ください。事前申し込みが必要です。⇒https://bit.ly/3PQZAZM
以下はUNSCEAR2020・21レポート検証ネットワークから報道各社に送信したメールを転載。
報道各位
UNSCEARアウトリーチに対する「UNSCEAR報告書に対する公開質問状への回答を求める緊急会見」(7月19日と21日),8月1日の【公開質問と要請】記者会見へのご協力,ご取材ありがとうございました。
8月1日開催の「県民健康調査」甲状腺検査評価部会のみなさまからは【公開質問と要請】対し「私は線量評価の専門家ではないので,短時間でこのことの価値判断はできません。部会(本日開催)での発言はしませんのでご了解ください」「…名前がUNSCEARアウトリーチの場で出てきたのは,環境省の包括研究班の主任研究者だったからと思います。(中略)
UNSCEARの専門家グループの中には入っておりませんでした」といった回答をお二人から個別にいただくばかりであり,部会での議論はなく,ヨウ素摂取過小評価にかかわる認識が示されたものの,利益相反やそれによる科学的評価の歪みを含む問題解決は放置されたままとなっています。
また,「県民健康調査」での小児甲状腺がん多発の被曝起因性の事実を改めて確認するとともに,疫学的手法の誤用によって健康被害をもたらしている事実を明らかにする新論文が8月24日に出版になりました。
そこで,8月1日同評価部会に続き9月1日に予定される「県民健康調査」検討委員会前に,同委員のみなさまに【公開質問と要請】を改めて送付したのに加え,以下のとおり記者会見をオンライン開催いたしますので,ご取材お願いいたします。
詳細はPDFファイルをご覧ください。
記
「県民健康調査」検討委員のみなさまと甲状腺検査評価部会長に改めて回答を求める
日時:2022年8月31日(水)午後6時から7時(終了予定)
本行忠志(大阪大学名誉教授・放射線生物学),津田敏秀(岡山大学・環境疫学),八巻俊憲(原子力市民委員会,郡山市在住),佐藤嘉幸(筑波大学・哲学)ほか発言
会見の要点
・「UNSCEAR 2020/21福島報告書」と「過剰診断論」を検証した最新の結果
・【公開質問と要請】への回答内容と8月1日評価部会での議論からわかった問題点
・UNSCEARへの日本側情報提供者であるにもかかわらず,甲状腺検査評価部会長がヨウ素取り込み2分の1にするなど被曝被害を大幅に過小評価している同報告書のまちがいを放置し,福島「県民健康調査」のデータをUNSCEARに報告していない,という利益相反をともなう深刻な疑義について,「県民健康調査」検討委員会での審議にもとづく回答を求めている内容と理由
・津田敏秀ほか(2022)最新レビュー論文「誤用された疫学的手法を検出するためのツールキットによって,福島原発事故後の科学と健康政策が損なわれていることを実証する」(資料「仮訳」参照)の解説
・UNSCEAR「独立」性に関して,日本側情報提供者が長崎被爆体験者訴訟で政府側証人となっている事実を問われたUNSCEAR委員が,それは「知らなかった」と答え,「日本側の問題だ」と提起した問題について
・UNSCEAR報告の誤り,過剰診断を大前提とする議論をただし,「県民健康調査」によって明らかになっている小児甲状腺がん被害放置を止めるため「県民健康調査」検討委員会と福島県が実施すべきこと
取材申込み(以下のサイトにご記入ください,参加方法,追加資料をお送りいたします)
https://bit.ly/3PQZAZM(Googleフォーム)
UNSCEAR 2020/21報告書検証ネットワーク
https://www.unscear2020report-verification.net
(問い合わせ先:一部削除)
【参考】YouTube動画記録など
なお,UNSCEAR2020/21報告書検証ネットワークのこれまでの活動や関連の動きは,下記からもご覧いただけます。
2022年7月19日日本記者クラブでのUNSCEAR会見
ボリスラバ・バタンジエーヴァ・メットカーフ原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)事務局長 会見 2022.7.19 https://youtu.be/6NsiHGew818
20220719【UNSCEAR 2020/21報告書を検証するネットワーク記者会見】甲状腺がんの被曝影響を否定する国連科学委員会(UNSCEA... https://youtu.be/sQo41rFkjYc
国連科学委が福島県知事を訪問(2022年7月20日)
https://youtu.be/mZok8MRheEQ
国連科学委員会のメンバーが県立医科大学で講演 |NHK 福島県のニュース(07月20日 18時42分)https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220720/6050019402.html
原発事故の被ばく、国連科学委が「健康被害の可能性は低い」と結論も…福島の会場からは疑問の声:2022年7月22日東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/191115
2022年7月21日いわきでのUNSCEARパブリックミーティング時の記録
国連科学委員会(UNSCEAR)いわきでのアウトリーチ活動(説明) https://youtu.be/g0z6UqpAquk
国連科学委員会(UNSCEAR)いわきでのアウトリーチ活動(質疑) https://youtu.be/ZHfHsdpGCtw
国連科学委員会(UNSCEAR)アウトリーチ活動(明石元日本代表vs崎氏) https://youtu.be/FWHvB9PDhA0
20220721【UNSCEAR 2020/21報告書を検証するネットワーク】国連科学委員会(UNSCEAR)を問いただす! 記者会見と報告・対話集会 https://youtu.be/XUitFqo9vbk
2022年8月1日福島県庁県政記者クラブでの会見の記録
「県民健康調査」検討委員会・甲状腺検査評価部会に回答を求める記者会見、UNSCEAR2020/21報告書検証ネットワーク、福島県庁県政記者クラブ... https://youtu.be/MoZcH6AuQSY
報告の場2022年7月27日
県民健康調査検討委員会を「検討」する会 第22回
https://youtu.be/SU2Z0K-XZyk
8.10 オンライン被ばく学習会 資料と動画です 崎山比早子さん、黒川眞一さん 甲状腺がんの被ばく影響を否定する国連科学委員会報告書を問い糺す
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-69616f.html
東海第二原発は首都圏を壊滅させる
過剰診断論は科学ではない
鼻血論争(3)
科学的「疫学的)に証明されている事実は最終的には勝利する。
http://saflan.jp/wp-content/uploads/47617c7eef782d8bf8b74f48f6c53acb.pdf
『現在、臨床研究を行うというのは、疫学のルールに従って(疫学の用語を使って、疫学理論に従って)研究を行うということなんです。
人を対象とした研究を行い、人に関する科学的な主張をするということは、疫学理論に基づいて研究を行ってその結果に基づいて主張するというのが、20世紀後半からの医学のルールなのです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/i-kenkyu/index.html
ここのところを押さえないと、UNSCEARの問題も、被ばくによる人体影響(発がん影響・例えば甲状腺がん)も永遠に意見が食い違うことになります。』
以下の関連ブログもご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2014-05-13
電力ひっ迫の虚偽
以下はたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載。
電力逼迫発表報道が「虚偽」であるというのは、「確かな理由」がある。
1.6月27日の電力逼迫警報報道は事後、検証すると事実として間違っていたこと。
2.東電、JERA(東電と中部電力の折半出資の火力発電会社)はメンテナンス済みの火力発電10基程(800~900万キロワット)を持っていること、それを公表していないこと。これを動かせば夏も冬も電力危機は起きない。予備率3パーセント以上を十分確保できる。
3.政府と東電は「政策の失敗」を隠していること。
東日本(50ヘルツ)と西日本(60ヘルツ)の相互融通たる周波数変換所が2011年の120万キロワットから11年経っても90万キロワットしか増やしていない。計210万キロワットのていたらく。11年間もあったのに、政府と東電はなぜこれをもっと増強しなかったか。
本年6月時点で300~500万キロワットに増強されていたならば、つまり、あと200万~300万キロワットあれば逼迫はなかったのである。東京圏の電気は十分であり、電力逼迫は起きていなかったのである。この周波数変換所増設が遅々としていたこと、その東電、経産省の重大な政策ミスについて、NHKも新聞社もどこもほとんど指摘していない。
4.「節電」をもっと進めよう
人口が急速に減少している日本にとって、電力の需要は今後も減っていく。電力の大量消費社会から、身の丈に合った社会へ変わっていこう。「節電に2000円支給」という政府の支援策も少なすぎる。
5.2013年~2014年にかけて、日本中の原発が止まった。でも電気は大丈夫だった。この歴史的事実をもう一度思い出そう。原発なしで日本はやっていけることの証明だった。
6.13.3兆円を東電元社長らに「東京電力へ支払え」という判決は注目を浴びた。原発の安全対策を怠り、福島県の人々を苦しめた。当然の罰だ。同時に注目すべきは13.3兆円の東京地裁判決の中身である。
「原発の過酷事故は我が国の存立すら危うくする」という指摘である。当然の指摘に人々は再度注視すべきだ。
原発再稼働の道は、原発放射能事故を招き、日本滅亡の道なのである。岸田首相の9基の原発再稼働発表(今後、続々と原発活用の案)に全国で闘おう。活発な言論活動と大衆運動で再稼働をとめよう。
7.万が一、電力逼迫で、数時間の停電があるとしても、原発大事故や放射能事故の発生よりはずっとマシだ。福島に続いて大事故を起こせば日本は傾く。世界から信用されない国となる。そんな事態を避けるために持てる全力で努力しよう。私たちと子ども、孫の世代のためだ。未来の世代のために。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-08-16-1
最近のツイッター投稿を以下まとめてみた。
【エネルギー・電力ひっ迫問題】
★100万kWの軽水炉1基が1年間に必要なウラン濃縮仕事量は120トンSWU。2030年原発比率20-22%は約3000万kW相当。つまり必要な濃縮仕事量は3600SWU。日本原燃の施設規模は450SWUなので殆どは輸入になる。原子力はエネルギー安全保障に資するとか、準国産とか主張するが、今後も安定的に輸入できるのか?
★昨日のBS:電力ひっ迫は再エネ(特に原発と競合する風力)の普及を政府が抑えた事と東西の電力網の脆弱さを放置していた結果。日本政府(経産省)の無策・不作為で国民は電力価格高騰に苦しみ、日本経済は壊滅へ。原発再稼働は当面不可!代替は石炭火力と省エネ。経産省と自民党が日本をダメにする!
★九電の余った太陽光発電が使用できれば、1時間の時差である程度解決する。余った電力を揚水電力にも使える。東電管内だけで考えるから電力ひっ迫問題がいつまでも解決しない。日本全土で考えれば電力はどこかで余っている。電力価格低減も可。東西の電力網を1000万kWに太くする事ですべて解決。
原子力ムラの凄まじい執念
2050年のカーボンニュートラルに向けて、原子力を含めたあらゆる選択肢を追求していくことが重要」「 エネルギー安全保障 なしには脱炭素はなしえない」――。
あの教訓は、すっかり風化してしまったのだろうか。11年前の東京電力・ 福島第一原子力発電所 の大惨事など、どこ吹く風。“ 原子力ムラ ”の人々の執念は凄まじい。
経済産業省はお盆に休みに入る直前の8月9日、大臣の諮問機関「総合資源エネルギー調査会」の「電力・ガス事業分科会 原子力小委員会」を開き、次世代原子力発電技術の開発を謳う「カーボンニュートラルやエネルギー安全保障の実現に向けた革新炉開発の技術ロードマップ」をまとめ、「革新軽水炉(改良型軽水炉)」の商用運転を「2030年代」に始めると明記した。
原発の新設や建て替えを認めてこなかった歴代政権の判断を見直すよう迫ったのだ。
8/22(月)0:39配信「新潮社フォーサイト」から転記
【西村経産相大臣の原発再稼働等に関するツイッターに対し】
★原発事故後のヨウ素剤配布はモニタリングポストの結果を見てから配布するという。線量が上がってからヨウ素剤を飲んでも効果はない。線量の高い時期に誰がどう配布するのか、10年過ぎても未だに決まっていないお粗末。それでも再稼働するという岸田や西村の無能・無策はコロナ対策見れば明らか。
★何故こんなに経産省の蓄電池開発支援は遅れているのか?ここ30年以上経産省の施策はすべて無策か失政続き!これが今の日本が衰退してきた最大の要因!莫大な費用をかけたもんじゅや核燃料サイクルも、東西電力線の強化を怠って電力ひっ迫をもたらしのも経産省の無策が原因。経産省は日本を潰す気か!
以下は記録の為に転載(たんぽぽ舎のメルマガより)
全国の原発の運転年数
原 発 運転開始 運転年数 運転年数
(2022年8月現在) (2030年8月)
PWR(加圧水型)(2022年稼働可能16基)
高浜1号 1974.11 47年 55年
高浜2号 1975.11 46年 54年
高浜3号(MOX) 1985.01 37年 45年
高浜4号(MOX) 1985.06 37年 45年
美浜3号 1976.12 45年 53年
大飯1号 1979.03 43年 廃炉
大飯2号 1979.12 42年 廃炉
大飯3号 1991.12 30年 38年
大飯4号 1993.02 29年 37年
敦賀2号 1987.02 35年 43年
川内1号 1984.07 38年 46年
川内2号 1985.11 36年 44年
玄海3号(MOX) 1994.04 28年 36年
玄海4号 1997.07 25年 33年
伊方1号 1972.09 49年 廃炉
伊方2号 1982.03 40年 廃炉
伊方3号(MOX) 1986.11 35年 43年
泊1号 1989.06 33年 41年
泊2号 1991.04 31年 39年
泊3号 2009.12 12年 20年
BWR(沸とう水型)(2022年稼働可能17基)
島根2号 1989.02 33年 41年
東通1号(東北) 2005.12 16年 22年
女川1号 1984.06 38年 廃炉
女川2号 1995.07 27年 35年
女川3号 2002.01 20年 28年
東海第2 1978.11 43年 51年
柏崎刈羽1号 1985.09 36年 44年
柏崎刈羽2号 1990.09 31年 39年
柏崎刈羽3号 1993.08 29年 37年
柏崎刈羽4号 1994.08 28年 36年
柏崎刈羽5号 1990.04 22年 30年
柏崎刈羽6号 1996.11 25年 33年
柏崎刈羽7号 1997.07 25年 33年
志賀1号 1993.07 29年 37年
志賀2号 2006.03 16年 24年
浜岡1号 1976.03 46年 廃炉
浜岡2号 1978.11 43年 廃炉
浜岡3号 1987.08 35年 43年
浜岡4号 1993.09 28年 36年
浜岡5号 2005.01 17年 25年
建設中(3基)
島根3号(BWR)、大間(BWR,MOX)、東電東通(BWR)
読売新聞の非科学的記事
8月17日付けの読売新聞・福島版に甲状腺がんが見つかっているのは、過剰診断だと断定するような記事が掲載された。
- 過剰診断の定義
- 中段の『県民の被ばく線量レベルでは発症リスクは極めて低い事が判明しているが』は何を根拠としているか?
他の意見も取り入れ中立・公正な記事を書くのがジャーナルズムの基本ではないかと伝え、8月1日のUNSCEAR2020/21レポート検証ネットワークのHPをじっくり読んでから修正記事を出すべきと伝えたところ、『ご意見として承った』との回答。
読売の記者も反省しきり・?新聞記者のリテラシーはこの程度。県民への影響力が大きいだけに無責任極まりない記事。今後も継続的に追及していく。
『原発ゼロでも大丈夫』は十分すぎるほど実証すみ
★電力ひっ迫は再エネ(原発と競合する風力)の普及を政府(東電も)が抑えた事と東西の電力網の脆弱さを放置していた結果。東電と経産省の無策・不作為で国民は電力価格高騰に苦しみ、日本経済は壊滅へ。原発再稼働は当面不可!当面の代替は石炭火力と省エネ。東電と経産省と自民党が日本をダメにする!
甲状腺がんの過剰診断論に科学的根拠はない
最近のツイッターから一部転載
【甲状腺がんの過剰診断論に科学的根拠はない】
★甲状腺評価部会のメンバーで大阪大学の祖父江氏の『過剰診断』論考。
1.過剰診断は以下の2つの要因に依存。
①がんの成長速度が遅い事
②受診者の余命が限られている事
2.個々のがんについて過剰診断かを判断する事は困難。
福島の甲状腺がんが過剰診断とする根拠はいずれも該当しない。彼の甲状腺評価部会での発言は自らの論考と矛盾。
更にUNSCEARは根拠を示さず、結論のみを国連の名のもとに発信する非科学的反社会的組織。
【国連科学委員会が非科学的である4つの理由】
国連科学委員会が非科学的である4つの理由。
1.UNSCEAR報告書をチェックする機能はない。
2.UNSCEAR報告書は中身と結論が一致していない。
3.国内対応委員会とUNSCEAR間との文書開示を拒否。
4.検証不可能な福島医大論文を多数採用。
UNSCERAは非科学的な組織。詳細は以下ご覧ください。↓
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-07-30
【UNSCEARを妄信する人へ】
★UNSCEAR2020/21レポートを一切読まず、日本語のプレスだけを信じ、国連というだけで騙されている。UNSCEARは非科学的で反社的存在。明石眞言と鈴木元があらゆる手段を使って被ばく線量を矮小化・捏造。せめて以下のUNSCEAR2020/21レポート検証ネットワークを読んだらどうか。
https://unscear2020report-verification.net
★UNSCEAR2020/21レポートは不確実な内部被ばくを掩蔽か矮小化で、被ばく線量値は集団の最小値かそれ以下を採用。不確実な因子を持つ場合は、最大値を採用するのがリスクマネージメントの大原則。UNSCEARは明石眞言と鈴木元で完全犯罪を遂行する非科学的で反社的組織。
★その裏で日本政府、放医研主体の日本作業グループや国内対応委員会がどう関与し、鈴木元や明石眞言がどのように被ばく線量の矮小化に関与したか?公開質門、情報公開請求、7月の東工大やいわき市でのパブリックミーテング、大気拡散タスクグループメンバーや鈴木元とのメールのやり取り等で明らかに。
あだたら高原に秋の気配が・・
どこまでも国連科学委員会追及
五所川原の『立佞武多(たちねぷた)』
弘前の『ねぷた』、青森の『ねぶた』を見て、五所川原の『立佞武多(たちねぶた)』の館に入った瞬間に、立佞武多の高さには圧倒された。
4階までの吹き抜けの空間に、立佞武多の現物が保管されている。毎年新たに1台が製作され順繰りと3年間は同じねぷたが使用されるとの事。
高さ23mもあるタワーのような姿で威勢の良い「ヤッテマレ!カッテマレ!」の掛け声。最大高さ23mに達する3台を含め、15台ほどのねぷたが出陣する。
今年の様子は以下ご欄ください。
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1249359
以下はウィキペディアから一部転載。
この立佞武多とよばれる山車は、禊ぎ祓いとして行われた夏の行事において、燈籠を作られていたものがいつしか組み人形として作られるようになったのが原形と考えられている。明治時代から大正時代にかけて巨大なものとなり、市内の豪商や集落などで競って作られていた。
しかし、電線が市街地に張り巡らされたことにより、巨大な山車の運行が困難になり、立佞武多は低形化された。結果、立佞武多そのものが幻となってしまう事となった。
1993年(平成5年)、市内のある家庭で先祖の遺品の整理をしていたところ、明治・大正期の立佞武多の設計図の一部と写真が発見された。この設計図を元に立佞武多を復活させようとするボランティア運動が始まり、彼らの手により、1996年(平成8年)に「立佞武多」として80年ぶりに復活した。
国連科学委員会の闇を暴く
今後メディアや学会等で明らかにしたい国連科学委員会の闇は以下。
国連科学委員会は2021年3月に『UNSCEAR2020/21報告書』を発表。「将来にわたり被ばくを直接原因とするがんなどの健康被害が増加する事は低い」とのプレスを発表し、メデイアや国民に意図的なミスリードを誘導した。
この結論とUNSCEAR2020/21レポートの中身は異なっている。しかしながら、このプレスだけしか読んでいない、メデイア、政府(環境省や規制庁、文科省等)、そして福島県や多くの国民は騙されている。騙しているのは非科学的な国連科学委員会。この犯罪的行為はどこかの政府と同じ手口。
吸入摂取による内部被ばくを1/4に下げ、農産物等からの経口摂取の初期被ばくを完全無視するなど、あらゆる手段で被ばく線量の矮小化を図った。
その裏で日本政府(主に外務省)、放医研主体の日本作業グループ(明石眞言はじめ5名)や放医研が事務局の国内対応委員会(19名)がどう関与し、更に甲状腺評価部会長の鈴木元氏や元放医研理事で元UNSCEAR日本代表明石眞言氏がどのように被ばく線量の矮小化に関与したかを、UNSCEARへの公開質門、放医研への情報公開請求、7月に東工大やいわき市で開催されたUNSCEAR主催のパブリックミーテング、そして大気拡散タスクグループメンバーや鈴木元氏とのメールのやり取り等で明らかになった事実を明らかにしたい。
そして科学を装いながら、非科学的なUNSCEAR報告書の実態を明らかにしたい。
国連人権委員会と国連科学委員会の向いている方向は逆。国連人権委員会が国連科学委員会の報告書の撤回要請をしてくれる事を期待したい。
弘前『ねぷた』
掛け声は青森の『ラッセラー・ラッセラー』や五所川原の『ヤッテマーレ・ヤッテマーレ』とは異なり、津軽藩主が見ているからと『ヤーヤドー』と紳士的。・・・・
原発事故後の矛盾と非論理性
郡山市民で、元高校教員の方から、原発事故以降の政府や福島県、そして国連科学委員会(UNSCEAR)への疑問、矛盾、非論理性に関する感想を本人の了解のもと掲載します。
貴重な意見として、記憶と記録の為にも・・・
ーーー以下転載ーーー
フクシマの住民の目から見た感想を,以下に5点お伝えします.
1. 初期被ばくのデータの決定的な欠如という事実が忘れられていることへの違和感2. UNSCEARの報告は,住民の「不安」を払拭させる根拠にはならない
3. 平均値を政策決定に採用することの非倫理性
4. 放射線による直接の影響と,間接的影響の混同
5. 甲状腺検査の目的の歪曲
1.初期被ばくのデータの決定的な欠如という事実が忘れられていることへの違和感
事故直後のあの大混乱の状況下で,住民の初期被ばくについては,例外的なごく少数のデータしか存在しません.実際,事故直後は,専門家はおろか,ジャーナリストでさえ,避難区域には近づかなかった位ですから,データがないのは当然です.
特にヨウ素131については,後から推定した間接的なデータがほとんどであり,少数のデータに対して適当なモデルを作って処理した仮説的な結論を,被ばくの実態として評価しているに過ぎないと思っています.
そのような,限られたデータを元にしたモデル化によるシミュレーションの結果は,とても信頼度が高いとは言えないし,個々の住民からすれば自分たちのおかれた固有の状況が何ら反映されたものではないと感じるはずです.
にもかかわらずUNSCEARは,そのような不確実性の極めて高い研究結果を一次資料として,報告書を作成しているわけです.住民としては自分たちの存在が,報告のどこに反映されているのか,全く実感が得られないような内容になっていると思います.
2.UNSCEARの報告は,住民の「不安」を払拭させる根拠にはならない
避難者や住民にとっては,データの平均値(が低いのは歓迎だとしても)は問題の本質ではなく,最高値やそれに近いデータこそが懸念の対象です.高レベルの被ばくが少ないに越したことはありませんが,たとえ少なくてもゼロではないことが重大です.外部の目には,全体に関するマクロなトレンドに目が行きがちですが,被ばくした当事者はミクロかつローカルな観点で受け止めざるを得ません.
たとえば,UNSCEAR2020/2021年報告書に,「図A-XV(避難者の事故直後1年間における甲状腺吸収線量の分布)は・・・避難者の約15%が約1mGy以下の甲状腺吸収線量を受けていると推定され、約0.2%が100mGyを上回る同線量を受けていると推定された」という文章があります(p.159,A130.図A-XVはp.163).
ここで「避難者」数をp.49の記述から合計11万8000人(78000+10000+30000)とすると,その0.2%とは236人になります.236人もの人が,100mGyを越える(100mGyという数字には意味はないのでそれ以下でも問題ですが)甲状腺被ばくをしていることになりますが,UNSCEARにとっては,この程度はノイズぐらいにしか考えないのではないかと思います.
しかし実際に被ばくした可能性を危惧している避難者にとっては,大問題なわけです.(自分たちの誰かが被ばくしている確率が0.2%すなわち1/500ということは,宝くじで考えれば500人に1人が大当たりするということになり,馬鹿になりません.)
政府でさえ,「被害者に寄り添って」などと言っているのに比べて,「科学」は全然寄り添っていません.
3.平均値を政策決定に採用することの非倫理性
報告が,もともと貧弱なデータのさらに過小評価が行われ,政策決定の根拠にされることは容認できませんが,それ以前に平均値のような数値を政策決定の標準とするという考え方が間違いです.平均値で問題を論じることは,少数の高い値をはずれ値として捨象することを意味し,最も「寄り添う」べき高レベル被ばく者を切り捨てることを正当化します.平均値(広範囲でデータを取るほど低くなる)を政策決定の科学的根拠にすること自体が人権侵害で非倫理的だと思います.
4.放射線による直接の影響と,間接的影響の混同
UNSCEARは,いわき市パブリック・ミーティングのパンフレットによると〈健康への影響〉として;「事故による放射線被ばくに<直接>帰因すると思われる福島県民の健康被害は報告されていません」
「放射線被ばくは・・疾病発生率を増加させる可能性があります.しかし・・・区別することは一般的に不可能です(is not generaly possible to distinguish..)
「放射線に関連した健康影響が検出される可能性は低い(are unlikely to be detectable)」などと記載し,
「心血管系および代謝系疾患の発生率の増加が観察されていましたが,・・・放射性被ばくに帰因するものではありません.」
「精神的健康や経済的影響など,・・その他の県境影響については触れていません.」と言っています.
つまり,UNSCEARは,放射線被ばくとその直接の影響以外には興味がなく,それ以外の健康影響(すべては放射能放出を伴う事故に帰因して起こった)については言及していないわけです.
にもかかわらず,これを,くだんの福島民友の社説に記述に見られるように,「放射線の健康への影響」と「事故による健康への影響」をごっちゃにして論じられてしまうと,事故によるリスク認識や避難に伴うストレスなど,間接的な健康影響がすべて軽視ないし無視されてしまうことになりかねません.
5.甲状腺検査の目的の歪曲
福島県の健康調査は,あくまで住民の不安に答えるために始められたのであり,科学的な関心によるデータの収集のためではありません.それがいつの間にか,被ばくによる影響の有無だけが関心の的となり,住民の不安に答えるという目的が忘れられているように思います.
被ばくの直接影響が認められないなどといわれても,実際に甲状腺がんが多発しているという事実についての住民の不安に答えることには全くなりません.まして検査をしなければ(過剰診断が起こらず)よかった,などという「科学的助言」は,人災による被害者を愚弄するようなものではないかと感じます.
青森『ねぶた』
青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。
初期のねぶたの形態は「七夕祭」であったのでしょう。そこに登場する練り物の中心が「ねぶた」と呼ばれる「灯籠」であり、七夕祭は7月7日の夜に穢れ(けがれ)を川や海に流す、禊(みぞぎ)の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
国連科学委員会批判報道が再び
その効果が徐々にでてきた。NHK、東京新聞に続き、地元民報新聞がUNSCEAR批判記事を書いてくれたのは大きい。以下は最近のツイッターでの記事